岡山のお米と特産品
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吉備の国、岡山
現在の岡山県は、北部に中国山脈が連なり、地形は緩やかに南に傾斜して瀬戸内にのぞんでいます。
そして、東から吉井・旭・高梁の三大河川が南に流れ瀬戸内海へ注いでいます。
県南に広がる広い平野は、全国的に見ても雨が少なく温暖で、台風の被害を受けることがほとんどないために「晴れの国」と呼ばれています。弥生時代の吉備地方は、その恵まれた気候と鉄資源も豊富であったため、稲作が大きく栄えました。
豊富な海の幸と海上交通による豊かな財源にも支えられ、大和朝廷にも劣らないほどの勢力を持っていたと考えられます。
今でも、昔を偲ばせる巨大古墳や史跡がたくさん残されています。
朝日米
岡山県を代表する朝日米は、コシヒカリやササニシキ、あきたこまちなど、美味しいお米のほとんどのルーツとなる米で、現役のお米の中では非常に古い品種です。また、現在流通しているお米の中では唯一、人工交配をしていない在来品種でもあります。
食感は、ふっくらとした適度な粘りとしっかりしたコシがあり、深い味と甘みを持っています。
炊きたての美味しさはもちろん、冷めても味が落ちないためお寿司との相性も良く、全国の寿司職人も好んで使っていたそうです。
一方で、効率化や機械化に不向きな性質もあり、現代では生産者が激減し岡山県でわずかに生産されているだけとなりました。
市場では「幻のお米」と呼ばれるそうです。
雄町米
岡山生まれの最高級品種の酒造好適米です。全国でも栽培されていますが、9割は岡山県産です。
大粒で心白(米の中心部の白いデンプン質)が大きく、山田錦や五百万石などの優良品種のルーツとしても有名です。
現存する酒造好適米の約2/3の品種は雄町の系統を引き継いでいます。
10月下旬に成熟する晩生種で、草丈が著しく長く、茎は太く、穂は長大で、一見して雄町とわかる特徴があります。
米が軟らかく溶けやすいため濃醇で、ふくらみのある柔らかな味わいを出すことができます。
希少な酒米であるためか、「大吟醸酒」にされることが通常なのだとか・・・。
備前焼
備前焼は、岡山県備前市周辺を産地とする陶器で、日本六古窯のなかで最も古い窯場です。
釉薬を一切使わず焼き締めた枯淡な味わいが窯変によって生み出され、ひとつとして同じ模様にはならない。時代を超えて多くのひとびとに愛されています。
6世紀頃の朝廷に納める高杯や壺などの須恵器生産がルーツとされ、平安時代末期から実用的で耐久性のある器が焼かれていました。室町時代から桃山時代にかけては、茶陶としての人気も高まりますが、江戸時代には茶道の衰退とともに衰え、現在は茶器・酒器・皿などが多く生産され、これまで5人もの人間国宝を生んでいます。
烏城彫り
烏城彫(うじょうぼり)・烏城塗(うじょうぬり)は、郷土色の豊かな岡山県の特産品の漆器工芸品です。
使えば使うほど味の出る、木地(栃・欅・桐・桂材)の木目を活かして(野菜・果物・花・古瓦などの模様)を図柄にして彫刻し、色漆で着色してそれに日本産生漆を摺り込み漆で重ね塗りして仕上げています。
使用して丈夫な器で気軽に利用でき、使う程に愛着の湧く器です。
自然の恵みを活かした特産品が数多くあり、美味しいお米の生産地でもある岡山県。
岡山市北区にある当店では、懐石料理を提供しております。瀬戸内海の新鮮な海の幸や地元岡山産の旬の食材を使用し、落ち着いた雰囲気の店内で、贅沢な時間を過ごすことができます。懐石料理の他にも、黄ニラと車海老の掻き揚げ、鰆の西京焼きなどもご用意しております。個室はもちろん、最大18名様までお座り頂けるお部屋もご用意しておりますので、団体様もお気軽にご連絡ください。